「給食を考える」トークショー 手づくりや有機食材の大切さ説く

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 米アウトドア用品大手パタゴニア日本支社は、直営店パタゴニア軽井沢で、給食について考える、トークセッションを開いた。同社の食品部門「パタゴニア プロビジョンズ」が展開する「Eating is Activism 食べることで、社会を変える」キャンペーンの一環で、45人が参加した。

 軽井沢オーガニック給食を考える会代表の上原友香さん、NPO法人子どもと農がつながる給食だんだん理事で佐久市の上原のりこさんらが、給食の現状や、活動の課題などについて語った。

 のりこさんは、人件費削減のため、今の給食現場は加工品が多く使われていることに言及。「どこのものを使い、どう調理されているかわからない。手づくりのものを食べることは大事で、それは実現できること」。友香さんは、オーガニック給食実現のため、町への署名提出や議会への請願など、これまでの取り組みについて紹介。「子どもたちのより健やかな心と体の成長を願い、その手段の一つとして、オーガニック給食を実現させたい」と話した。また、一品目以上の有機農産物や調味料を使った「オーガニック給食Day」も計画していることを発表した。

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