1ミリが明暗を分ける頭脳戦「ボッチャ」
町内で楽しめる21種のスポーツをまとめる、軽井沢町スポーツ協会(事務局・町役場総合政策課)にことし4月から、新たにボッチャ部が加わった。知的障がい者のスポーツ競技会「スペシャルオリンピックス(SO)」を目指すメンバーが練習に励んでいるほか、高齢者の「通いの場」の講座にも取り入れられるなど、競技の場が広がっている。11月12日には、風越公園総合体育館で、初めての町民大会開催も決まった。
子どもからお年寄り、障がい者まで、同じフィールドでいざ勝負!
ボッチャはパラリンピックの正式種目で、年齢や性別、障がいのあるなしに関わらず楽しめるスポーツ。ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤・青それぞれ6球ずつのボールを転がしたり、投げたりして、いかに近づけるかを競う。試合展開が優位に立てるところにボールを置いたり、相手のボールを弾いたりと、戦略が重視されることから「地上のカーリング」とも呼ばれている。
ボッチャ部の部長で、SO軽井沢ボッチャプログラムのヘッドコーチも務める、土屋達夫さんは「他のスポーツのように、初心者と経験者の差が圧倒的に出るということがない。誰もが同じフィールドで、勝負ができるのが楽しい」とボッチャの魅力を語る。
町民大会を前にボッチャの体験会「みんなでボッチャ!」も9月23日、風越公園総合体育館で開催される。TEL0267・45・7772(軽井沢町スポーツ協会事務局)
毎週土曜日に練習を重ねている、SO軽井沢ボッチャプログラムのメンバー。