G7外相会合、地元住民らも貢献
軽井沢駅などで高校生らが英語で案内
G7外相会合期間中(4/16〜18)、軽井沢英語通訳ガイドの会や地元の高校生が、軽井沢駅自由通路や国際メディアセンター(風越公園総合体育館)で、通訳ボランティアを行った。海外の報道関係者向けに、シャトルバスの乗り場や時刻、観光情報などを伝えた。
ボランティアに携わったのは軽井沢高生4人、佐久長聖高生3人を含む21人。町内在住で佐久長聖高校2年の篠原聖來さんは「地元開催の会合で外国の人と直接関われる」と参加を決意。「ネイティブの方の英語を聞き取るのは難しいですが、やりがいはありますね」。
会合期間中、軽井沢プリンスショッピングプラザが休業していることを知って、肩を落とす外国人観光客は多かったという。
ウサギの風呂敷や伝統品 軽井沢らしい贈りものも
林外務大臣がG7各国外相へ贈った贈呈品は、萩焼のぐい呑みセットと長野県の伝統的工芸品・木曽漆器のカトラリーレストだった。カトラリーレストは12個セットで桐箱に収められ、G7の旗を掲げるウサギが刺繍された風呂敷に包んで贈られた。刺繍のデザインをしたのは、軽井沢在住画家のトニー鈴木さん。ウサギに添えられたメッセージが好評価で喜ばれたという。「For the best of the possible world(可能性に満ちた世界のために最善を尽くそう)」。包んだ時にデザインが見えるように配置を工夫している。
町と官民でつくる軽井沢町推進町民会議から贈られたのは軽井沢彫のペンケース。一彫堂、大坂屋家具店、軽井沢彫シバザキがそれぞれ3個、計9個を制作。カツラの木からつくったペンケースは横26cm、縦8.5cm、高さ3.5cm。蓋の部分に軽井沢彫の代表的な絵柄である桜の彫りをほどこし、裏には焼き印で開催地や会合の日程を記した。