軽井沢をよりよい環境へ ワークショップで意見交換

 軽井沢町の環境をよくするためのアイデアを出し合うワークショップが9月3日、町中央公民館で開かれた。環境の保全・創造への方針を示した環境基本計画の策定に向け、幅広い世代のアイデアを取り入れようと町が企画。同計画の検討部会メンバー、町内の中高生、一般公募者計29人が5グループに分かれ議論を深めた。

 個々の思う軽井沢のいいところ・変えたいところを書き出し、グループで環境をよりよくするためのアイデアを出し合い最後に発表。いい点として「自然の豊かさ」「人の多様さ」「文化の高さ」などが上がった一方で、「開発で樹木が減った」「交通の便が悪い」「多様な人材はそろっているがばらばら」などの意見も。

 アイデアの発表では「マンションの開発が目立つ。自然を残したまま建ててもらえるようルールを厳しくしたらどうか」「環境問題に取り組むことが楽しいと思う人を増やすのが一番の解決。サステナブルな取り組みをしている人や企業を誘致し、話を聞く機会があるといい」などの声が聞かれた。

 町は来年2月にもワークショップの開催を予定。計画案を示したあとでパブリックコメントを募集し、来年度中の環境基本計画策定を目指している。

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軽井沢のいいところや、環境をよりよくするアイデアをグループごとに書き出し発表した。

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