特定外来生物オオキンケイギク 大日向区で地元の子どもら駆除活動

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 軽井沢町と大日向区は7月16日、大日向公民館近くの約60㎡の空き地で特定外来生物オオキンケイギクの駆除活動を行った。地元の子ども32人を含む計79人が参加。スコップで根っこから抜き取り、一時間弱で20㍑相当のごみ袋30袋分を駆除した。

 オオキンケイギクは北アメリカ原産の多年草で、以前は園芸用に輸入され日本で流通。道端や河川敷など日当りの良い場所に生息し、6月頃からコスモスに似た黄色の花を咲かせる。

 大日向の空き地では2年前に生息を確認して以来、環境課職員が毎年駆除。繁殖力の高さから大人数による短時間での駆除が効果的と、初めて地元区と協力して取り組んだ。作業前、子どもたちに向け職員が「特定外来生物は元々あった植物に被害を及ぼす可能性があり、種を蒔いたり、育てたり、保管してはいけないと法律で決められている。違反すると罰金をとられることもある」などと説明。小学6年の女児は作業を終え「他の植物と見分けるのが難しかった。他の場所でも咲いていないか注意したい」と話した。

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オオキンケイギクの花。

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