ボウリング場つきのコワーキングスペース誕生
シリコンバレーのIT企業から着想
群馬県嬬恋村の別荘地、浅間ハイランドパーク内に6月24日、ボウリングレーンや卓球場などを併設するコワーキングスペース「Asama Valley」がオープンした。「あそべるオフィス」をコンセプトに、ボウリング場を改修し、屋内外にデスクを整備。元々あったカラオケボックスを個室、倉庫を会議室に改修。吹き抜けの壁には大型プロジェクター(6×4㍍)も投影できるようにした。エアホッケー台やダーツなどもあり、仕事や勉強の合間に体を動かしてリフレッシュできる。年間で営業するが繁忙期以外は無人営業。無人の期間はボウリング利用ができない。
施設を運営する第一観光開発の庄司晃社長が、米国シリコンバレーのIT企業などが社内にレジャー施設を有していることから着想。施設名にも「バレー」を入れた。「地元の人はもちろん、都心の企業にも使ってもらいたい。嬬恋村を知ってもらうきっかけになり、長期滞在、移住につながるといい」と話した。
利用料は一般3時間1100円、1日2200円。嬬恋村と長野原町在住者には割引きがあり、在住の学生は無料。貸し切りにも対応する。改修費は内閣府の「地方創生テレワーク交付金」を活用した。
(ワークスペースに立つ庄司社長。デスクは屋内に20席、屋外に10席。屋外にはハンモックも設置し、寛げるようにした。)