働く楽しさ、厳しさ体感 軽井沢高校のデュアルシステム今年も
軽井沢高校3年生の希望生徒が、地域の企業・施設で実際の業務にあたる「デュアルシステム(長期就業訓練)」が、今年も始まった。夏休み期間をのぞく5月20日から11月18日まで週一日のペースで計15日間、企業へ出向き働くことのやりがいなどを感じながら、進路決定に役立てる。
5月17日、生徒10人が企業担当者と初めて顔を合わせ、業務で身につける制服のサイズや持ち物などを確認した。今年生徒を受け入れるのは、町内の沢屋、長岡鉄工、白樺堂、軽井沢町振興公社、草軽交通のほか、小諸市の小諸村田製作所、OKIハイテックの7社。
菓子製造の白樺堂で実習する小林真洋さんは「自分の将来に役立てることを身につけたい」。同じく蜂須未菜さんは「コミュニケーションを大事にして頑張りたい」。同社の菓子製造部・責任者の土屋慎吾さんは「お菓子というと華やかなイメージだが、実際は地味な作業もある。ギャップを分かってもらえるのは、お互いにとっていいこと」と話した。
同校のデュアルシステムは2016年からスタートし7年目。生徒を受け入れる登録企業は町内を中心に計30社以上。実習先への就職に繋がるケースも少なくないという。