創立70年を機に記念誌を発行 軽井沢文化協会

写真や年表、エッセイで綴る軽井沢の歴史

 創設70年目を迎える軽井沢文化協会が、軽井沢の歴史と共に同会の歩みを振り返る『軽井沢140年』を発行した。同会は1953年、戦後の軽井沢で持ち上がった米軍演習地を作る計画に対する反対運動をきっかけとして誕生した。2003年、創立50年の節目に軽井沢の歴史や文化協会の成立過程とその歩みを一冊にまとめて発行したが、好評のうちに絶版となっていた。今回は、その後の約20年分の軽井沢の歴史や、会員のエッセイなどを加えて増補。巻頭には140年の軽井沢の歴史を振り返る写真も多数掲載している。

 同会副会長で編集責任者を務めた土屋三千夫さんは「文化協会設立のきっかけとなった米軍演習地の計画や反対運動の苦労なども、今では忘れられそうになっている。様々な歴史の上に今の軽井沢が成り立っていることを感じてほしい」。

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軽井沢町内の書店やアマゾンで販売中。全326ページ2200円。

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