医療ケア児と家族にも旅行を 通年で軽井沢滞在サポートへ

 重い障害や病気で医療ケアが必要な子どもとその家族に、軽井沢滞在を楽しんでもらう「軽井沢キッズケアラボ」。医療法人社団オレンジ(福井市)が2015年〜19年の夏休みに行った企画が、3月20日から通年型で再スタートした。

 軽井沢での滞在期間中は、子どもの状態や家族のニーズにあわせて、町内の診療所ほっちのロッヂ(発地)がサポート。必要な人には、同法人が整備した滞在施設での宿泊も可能だ。

 スタート初日の20日は、医療ケア児のいる5家族が全国から軽井沢へ。茨城県から参加した母親は「子どもの対応に慣れている人がいるのは安心。行ってみようと一歩を踏み出すきっかけになった」。オレンジの紅谷浩之理事長は「気合いを入れて旅行へ行こうというより、親戚のおばあちゃんちに行く感覚で、軽井沢での自然な暮らしを楽しんでほしい」と話した。

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「軽井沢キッズケアラボ」恒例の気球体験。風がつよく乗ることはできなかったが、バーナー体験をして楽しんだ。

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