絶滅危惧種の野花、軽井沢で初確認か
絶滅の危険性が高いとされているオオアカバナの自生が軽井沢で確認された。発見したのは町内在住のカトラ--めぐみさん。長倉の自宅付近を散歩中に側溝に咲いているのを見つけ、「珍しい花ではないか」と軽井沢町植物園など専門機関に問い合わせた。オオアカバナに詳しいミュージアムパーク茨木県自然博物館や長野県環境保全研究所、新宿御苑がオオアカバナであると断定。軽井沢では恐らく初めての発見だという。
オオアカバナは冷涼な湿地を好み、北信地域で自生している箇所もあるが、軽井沢で確認されたことがない希少な種類。専門家によると車のタイヤについてきたか、鳥が運んできたのではないかという。カトラ--さんは「発見した時には雑草と間違われて刈られた跡もありました。側溝は町の敷地にあたるので、種を採取するなどして、町の植物園で保護してもらえると嬉しい」と話している。