ベルギー人作家制作、小便小僧走る コロナ収束願い「移動美術館」
巨大でカラフルな小便小僧を荷台に載せた軽トラックが8月19、20日、軽井沢町内を走った。日本を拠点に活動するベルギー人アーティストのパトリック・ジェロラさんによる作品。美術館などでの展示が自粛となる中、作品を街へ連れ出す「移動美術館」を企画。これまで都内、横浜の繁華街などでも走行し注目を集めた。
小便小僧は身長2m20㎝。花畑と青空をイメージしたペイントが施してある。ブリュッセルの小便小僧は、爆薬につながる導火線の火を小便で消し、街を救った子どもがモチーフという説もある。今回の企画には「コロナ収束」の願いも込められている。
軽井沢は以前、美術館などでも作品展示したゆかりの地。パトリックさんは「見てくれた人が笑顔になってくれるのが何より嬉しい」とにこり。旧軽井沢銀座で犬の散歩中に遭遇し、写真を撮っていた東京都の女性は「びっくりした。SNSにアップします」と話した。
(写真:小便小僧が載った軽トラックが旧軽井沢銀座を走った。)