コロナ禍でのまちづくり事業報告 中軽井沢をどんな街に

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アンケート調査で、好きな場所1位となった「湯川ふるさと公園」。
 商工会中軽井沢支部は、中軽地区の活性化を進めるうえで、どのような施策を実施していくべきかを探るため昨年から調査を行い、その結果をまとめた報告書を作成した。「地域を知る」をテーマに、郷土史の講演会やまちづくりワークショップ等を企画、コロナ禍のためオンラインで開催した。

 11月に行ったアンケート調査からは、「中軽井沢の好きな場所」「よく利用する場所」がどちらも湯川公園であったこと、「くつかけ」の名前の由来を半数以上の人が知っていること、また郷土の歴史に多くの人が関心を持っていることなどがわかった。一方、中軽井沢のエリアデザインに関して38%が知らないと答えたことから、認知度を高める必要があるという課題も見えた。

 また、12月に2回ZOOM会議で行ったワークショップでは、中軽井沢の魅力や課題について幅広い意見が寄せられ、具体的な提案等もあがった。今回、ファシリテーターを務めた福原未来さんは「一つの方向性を出すのではなく多様な意見を出してもらい、まちづくりのヒントを得ようというもので、新たなネットワークをつくるきっかけにしたいという目的もありました」と話す。巻末には、これまで各種団体や行政が提案した構想や調査を掲載。マーケティング分析として、商店街の状況や地区の年齢別人口構成、人口分布図なども掲載している。(中軽井沢図書館及びルルグラスで閲覧可能。)

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