経済産業省「未来の教室」実証事業 軽井沢高1年生、AIを活用した勉強へ

2009_topics_karukou.JPG 9月3日の初回授業では、課題発見、解決のためのガイダンスが動画配信で行われた。

 自らの目標に合わせた分野を学び、効率的な知識取得と課題発見・解決能力を育む「未来の教室」実証事業(経済産業省)パートナーに軽井沢高校が選ばれた。デジタル学習教材を開発した「すららネット」など3企業が同校1年生の勉強をサポートする。自宅へ持ち帰りができるタブレットも支給される。国語、数学、英語の授業で、AIが勉強をサポートしてくれるインターネット上の学習コンテンツを導入。小学生の内容までさかのぼり、苦手な分野を学ぶことができる。



 また、10月に3日間就業体験へ出向き、地元企業の問題を発見・解決策を探るプログラムも実施。就業先へ発表するためのプレゼン資料作りなどは協力企業がアドバイスしてくれる。他に、アプリを使用し著名人らとライブ配信で交流するなど、キャリア教育にも力を入れる。同校教頭の佐野浩一郎さんは「苦手な分野の理解が深まれば、ワクワクする勉強になる」と期待を寄せた。

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