山野草のタネプレゼントで 植物をより身近に
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「植物への関心を持ってほしい」と、軽井沢町植物園が今年も山野草のタネを来園者に配っている。場所の確保が難しく苗から育てられない人でも、プランターでの栽培ができ育てやすいと好評だ。今年配布されるのはオミナエシ、キキョウ、ヤマユリ、レンゲショウマの4種類。これらは10月頃から職員が植物園内で採取したものだ。「植物をタネから育てると、芽吹きから見ることができます。水やりや置き場所を考えるなど、実際に栽培することで植物に深い興味を持ってもらいたい」と園長の新井さんは話す。
また、遺伝子攪乱の恐れがあるため、タネや苗を自然の中に播いたり植栽をしないように植物園は呼び掛けている。町内の庭などで育てることが大切だ。