バロック時代のパイプオルガン、 ヴィラセシリア音楽堂に
音楽ホールのヴィラセシリア音楽堂は5月4・5日に、新たに設置されたバロック様式の小型オルガンを使って記念コンサートを開く。イタリアから2月に取り寄せたオルガンは横1m、縦3m程。主宰のオルガニスト和田純子さんは「このタイプのバロック様式のオルガンは日本で見たことがない」と話す。ケースはイタリアの木材で1810年に作られたキャビネットを使用。同音楽堂に以前からあるルネッサンス様式のパイプオルガンでは調律法の違いから、バロック時代の曲の音を奏でることはできなかった。「バッハなどの曲を弾けるようになった。音色の違いと柔らかな木管の響きを楽しんでほしい」と和田さん。