「ロバ隊長」身に着け、 認知症理解、深めるきっかけに
認知症理解のポスターは、すべて町職員の手作り。ロバ隊長は、通いの場の参加者やデイサービス利用者らが、楽しみながら作っている。
認知症について正しく理解し、地域サポートを推進する取組が2004年から全国的に始まり16年が経つ。認知症の人やその家族を見守る応援者「認知症サポーター」は町内で1600人を超えたが、まだ認知症について話題に出しにくいのも事実。もっと身近に捉えて欲しいと、町役場保健福祉課の保健師、美齊津さんが考えたのは「ロバ隊長」を身に着けることだった。
「ロバ隊長」とは、認知症サポーターキャラバンのマスコット。「認知症にもやさしいまち」作りを、ロバのように急がず着実に歩みを進め、「手助けします」という意味をもつオレンジ色のフェルトで作ったものだ。「ロバ隊長をきっかけに『それは何?』と聞かれ、話題にできる機会が増えました」。
町では認知症の人やボランティアの人などが、自分たちで料理をして、話をしながら過ごせる「オレンジ(認知症)カフェ」を開催予定。いずれは認知症があっても活躍できる場を作りたいと言う。「誰にでも起こりうる認知症。町への問合せが『認知症の人をどうにかして』ではなく『何かできることはある?』となる地域にしたい」と、美齊津さんは語る。
「ロバ隊長」とは、認知症サポーターキャラバンのマスコット。「認知症にもやさしいまち」作りを、ロバのように急がず着実に歩みを進め、「手助けします」という意味をもつオレンジ色のフェルトで作ったものだ。「ロバ隊長をきっかけに『それは何?』と聞かれ、話題にできる機会が増えました」。
町では認知症の人やボランティアの人などが、自分たちで料理をして、話をしながら過ごせる「オレンジ(認知症)カフェ」を開催予定。いずれは認知症があっても活躍できる場を作りたいと言う。「誰にでも起こりうる認知症。町への問合せが『認知症の人をどうにかして』ではなく『何かできることはある?』となる地域にしたい」と、美齊津さんは語る。