三浦雄一郎さん、90歳のエベレスト挑戦へ「一歩ずつ」

1906_topics_field.JPG 左から大雲社長、三浦雄一郎さん、岡部哲也さん、三浦豪太さん。
 アウトドアスポーツの企画やゴルフ場を運営するフィールド・マネジメント(代表取締役・大雲芳樹)が5月18日、町内で開いた設立10周年の記念式典で、冒険家の三浦雄一郎さんらによるパネルディスカッションを行った。三浦さん80歳の世界最高齢エベレスト登頂直前の志賀高原合宿を、大雲社長がコーディネートした縁もあり実現。3度の五輪出場経験があるスキーヤーの岡部哲也さん、三浦さんの次男で登山家の豪太さんを交え、「挑戦」と「アンチエイジング」をテーマに討論した。

 三浦さんは今年1月、86歳で南米最高峰のアコンカグア(6961m)登頂に挑むも、標高6000m地点でドクターストップにより断念。自身としては余力がまだあり「今でも医者の誤診じゃないかと思う」と振り返り、笑いを誘った。次は90歳のエベレスト登頂に向け動き出していると言い、「一歩ずつ一歩ずつ、夢に向かっていきたい」と力を込めた。

 今年2月、国体スキー大回転に出場した岡部さんは大会直前に、腰椎突起骨折のケガを負った自身の経験から、自分の身体能力などを十分に把握してから挑戦する重要性を強調。医学博士でもある豪太さんは、アンチエイジングには食事、運動、ときめきの3つが重要とし、「自分の人生を前向きに考えることが長生きに繋がる」と話した。

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