ドイツから出生地の軽井沢へ、78年ぶり訪問
軽井沢サナトリウム跡地を訪ねたヤンさんと妻のメリアンさん。
1939年7月に軽井沢夏期診療所で出生したドイツ人のヤン・ヘンペルさんが、78年ぶりに軽井沢を訪れた。ヤンさんの父はドイツの化学産業会社に勤め、1938から41年まで東京に駐在。毎夏3カ月は軽井沢の貸別荘で過ごし、そのときにヤンさんは生まれた。41年夏も貸別荘を予約していたが、世界情勢の変化で同年5月に帰国を余儀なくされた。
ヤンさんが日本で過ごしたのは0〜1才。軽井沢での記憶はないが、母が遺した当時の日記などをもとに、ゆかりの地を訪ねた。軽井沢夏期診療所跡地(現万平ホテル従業員駐車場)や、母がプレーした軽井沢会テニスコート、1940年の夏を過ごしたNo538の貸別荘があった場所も訪ねた。ヤンさんは「生まれた場所に戻ってこれたことに感激している。とても嬉しい」と感慨深げだった。
ヤンさんが日本で過ごしたのは0〜1才。軽井沢での記憶はないが、母が遺した当時の日記などをもとに、ゆかりの地を訪ねた。軽井沢夏期診療所跡地(現万平ホテル従業員駐車場)や、母がプレーした軽井沢会テニスコート、1940年の夏を過ごしたNo538の貸別荘があった場所も訪ねた。ヤンさんは「生まれた場所に戻ってこれたことに感激している。とても嬉しい」と感慨深げだった。