21年ぶり屋根葺き替えへ

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 軽井沢高原文庫の中庭に建つ、小説家野上弥生子の書斎の葺き替え工事が4月24日から始まった。建物は1933年、北軽井沢の大学村に山荘の離れとして建てられたもの。茶室風に設計され、作家らの交流の場としても使われた。1996年同文庫に移築されたとき、葺き替えも行ったが、近年カラスが茅を抜いていったり、上に茂った木の枝から垂れる雨水などで劣化が進んでいた。工事期間中は建物の公開を中止。7月15日から同館で始まる企画展「野上弥生子展~99歳まで書き続けた作家~」に合わせ見学を再開する。大藤敏行副館長は「展示と合わせ、きれいになった書斎兼茶室も楽しんでもらいたい」と話している。

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