12月末までは複製を展示 堀辰雄文学記念館
新収蔵された堀辰雄の「魂を鎮める歌」の自筆原稿。
堀辰雄文学記念館は今年新たに収蔵した堀辰雄のエッセー「魂を鎮める歌」の自筆原稿を12月1日から13日まで公開した。原稿は現存しないとみられていたが、3月に東京都の古書店から連絡があり、専門家による筆跡鑑定などを経て、6月に町が購入した。
原稿は冒頭部分の一枚で、堀による修正箇所や、編集者が文字のサイズや段組みなどを指定した赤字も見られる。二枚目以降の原稿が現存しているかどうかは不明。
「魂を鎮める歌」は、伊勢物語や万葉集、オーストリアの詩人リルケの作品の一節を引用し、文学のあり方について綴ったもの。「文藝」1940年6月号に初出し、のちにタイトルは「伊勢物語など」に改題されている。
原稿の状態が良くないことから、14日から12月末までは原稿の複製を展示する。今後、原物を展示する予定はないという。
TEL0267・45・2050(堀辰雄文学記念館)
原稿は冒頭部分の一枚で、堀による修正箇所や、編集者が文字のサイズや段組みなどを指定した赤字も見られる。二枚目以降の原稿が現存しているかどうかは不明。
「魂を鎮める歌」は、伊勢物語や万葉集、オーストリアの詩人リルケの作品の一節を引用し、文学のあり方について綴ったもの。「文藝」1940年6月号に初出し、のちにタイトルは「伊勢物語など」に改題されている。
原稿の状態が良くないことから、14日から12月末までは原稿の複製を展示する。今後、原物を展示する予定はないという。
TEL0267・45・2050(堀辰雄文学記念館)