議会ウォッチャーの10月メモ

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 9月会議は9月19日に散会。総務、社会両常任委員会に付託された全ての議案と、予算決算常任委員会に付託された議案のうち補正予算案他は、起立全員により原案可決した。決算認定のうち「令和5年度軽井沢町国民健康保険軽井沢病院事業会計決算」は、寺田・小林の両議員が「決算数値・方法等に誤りがある」として反対、中澤議員が「是正されつつある」として賛成の討論を行った後、賛成多数により認定した。「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准を求める陳情」は、小林議員が留保事項の欠如等を理由に反対討論を行った後、賛成多数により採択され、国への意見書を提出するものとした。人事案件のうち「教育委員会委員の任命(保護者枠)」は、佐藤敏明議員が不同意、ほか賛成多数により同意した。

 議決や決議は議会としての意思表示だが、その過程を見聞きすることで、個々の議員の思いや考えが明らかになってくる。町と議会が更なる情報公開を進める上で、本会議のみならず、各委員会等の中継や録画配信を行う意義は大きい。

 9月24日に「町ホームページ構築作業委託に係る公募型プロポーザル」の審査が行われ、10月2日に結果が発表された。それによると、審査員は全て職員で、光谷CDO補佐官は含まれていない(CDOは小池副町長である)。また、公開されたのは採点表のみであるから、具体的にどのような企画提案があり、それらの何をもって評したのかは何もわからない。庁舎等とは規模が違うので、良しとしているのか否かは不明だが、情報公開を一丁目の一番地と考えている筆者にとっては不満である。翌日早速、公文書情報公開請求を行ったが、本稿の締め切りには間に合わないので、それはまた追ってご報告したい。(文・赤井信夫)

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