議会ウォッチャーの9月メモ
9月会議は8月29日に再開、18議案・3認定・5報告が上程された。一般質問は2日間で計8人が行なった。4日の本会議にて、各議案は質疑・委員会付託され、本会議後の全協で、病院の現状(固定資産管理の整理、医師の確保)ならびに庁舎等見直し方針案の説明が行われた。5日からは各委員会が開かれている。10日から17日の予算決算常任委員会では、補正予算及び令和5年度決算審査を行う。19日の本会議にて、各委員会審査報告を受け、質疑・討論の上で議決される。
決算審査とはどのようなものか。平たく言えば「事業の進め方、お金の使い方が適切だったかのチェック」である。予算とは異なり、既に執行した収支は有効で、決算の効力に影響はないが、議決を踏まえて必要な場合は、町長はその内容を議会報告し、町民へ公表する義務が生じる。また、議会は決算審査を通して、政策課題等に対する意見をまとめ、次年度予算への反映に向けた提言を行うことができる。
8月30日締切の町ホームページ構築プロポーザルには3者の応募があった。13日が企画提出期限、24日の審査を経て、10月4日に決定予定だ。「信頼度の高い大手業者」との声も聞こえてくるが、有名な大手だから信頼できる・聞きなれない社名だから信頼できないとは限らない。思い込みは捨て、中身・実績・サポート体制等を吟味し審査してほしい。特に、自治体WEBはある意味特殊であり、この5年で自治体向けCMS製品ランキングは完全に入れ替わってきている。
今夏、西武観光バスでクレジットカードやデビットカード等のタッチ決済による乗車サービスが開始された。町循環バス東・南廻り線でも利用できる。一方、西コースや北廻り線は委託バス会社が異なり利用できない。タッチ決済は、交通系ICカード決済に比べて安価で端末設置が可能だ。町DX推進の一環として、町循環バス全てでタッチ決済が利用できるよう、負担金等の検討はいかがだろう。(文・赤井信夫)