議会ウォッチャーの8月メモ

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 「広報かるいざわ」(毎月1日・町が発行)「議会だより軽井沢」(3ヶ月毎の25日・議会が発行)は多くの方が目にしていると思う。町や議会の動静・概要を知るにはオススメだ。ホームページ上からのPDFダウンロードや、マチイロ・アプリで読むこともできる。

 町と議会は、各々のホームページを核に、メールやSNS配信などでも広報してきたが、ホームページの見やすさや情報の探しやすさなどに問題があることは以前から指摘されてきた。そこで、町はホームページの改修を進めているが、予算3千万円(3月に議会承認)は、民間から見たら極めて高額である。上限とのことではあるが、CDO補佐官も採用されたのだから、必要最小限の費用で最大限の効果を得られる改修を進めていただきたい。なお、例規・配信・自動翻訳・システム利用料や役務費、町LINEチャットボットなどは別予算である。一方、議会ホームページは、会議録作成や検索システム、保守点検委託等に約500万円が予算化されているが、使いやすく改善する計画などは聴こえてこない。録画配信で数週・議事録公開で数か月の時間を要すなど、地方議会全般にいえる点であるが、情報公開にスピード感が出ると有り難い。

 町LINEはAIチャットボットで機能拡充し、一部とはいえ双方向コミュニケーションが図られた。議会LINEも、本格運用を開始したという。議会だからこその配信内容を考えているのだろうか。そう願いたい。

 議会だより最新号裏表紙に「議会だよりモニター制度終了」の理由として「委員会にて新しい広報のあり方を探っていく段階にいたったとの協議がまとまりました」とあるが、全く意味がわからない。広報広聴常任委員会は会議録公開もされていないので尚更である。

 必要なら予算化もよいだろう。不要なら理由を明確にすべきだ。水があいて映るのは、筆者だけではないだろう。(文・赤井信夫)

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