議会ウォッチャーの2月メモ
※軽井沢町議会を傍聴するいち住民のレポートです。
定例会1月会議が12日、2月会議が2日、また、昨年12月25日と1月31日に全員協議会が行われた。
町議会は1月12日定例会からインターネットによるライブ配信を始め、議場に足を運ぶことが難しい人にも、同時進行で議会に親しんでもらう環境を整えた。遠山議長は取材に「どなたたにとっても、より身近で、開かれた議会にしていきたい」と話した。一方で、本会議の前段として重要な位置づけといえる全員協議会は、町議会会議録検索システム上では公開されていない。更に、閲覧が可能な最新議事録は令和5年9月までであり(2月5日現在)、掲載に時間がかかり過ぎる点は否めない。開かれた議会には、全員協議会をも含む議事録の速やかなる公開を希求する。
庁舎改築の設計事業者は従来通り
町長は1月31日、庁舎改築周辺整備事業の見直しをともに行う設計事業者について、プロポーザル(2021年)の最優秀提案者である山下設計・三浦慎建築設計室設計共同体と進めることを全員協議会で報告した。庁舎改築周辺整備事業推進委員会(委員24人)の意見や、町に寄せられた51件(50人)のパブリックコメントをふまえて決めたと述べた。多数の意見に沿ったものであるといえる。一方、昨年11月からの同推進委員会は、意見集約はなされたものの、少数意見を含めた議論の場にはなっていなかった。会議時間が少ないということから、委員は事前に意見書を求められていたが、未提出の委員もおり、その場で意見を述べることに時間が費やされていた。また、ハイブリッド会議が行われたが、オンライン側の委員に会場音声が聴こえない等の不手際が目立った。傍聴してきた議員からも「委員がもっと自由にフラットに、考えを言いやすい場作りが必要と感じた」との指摘もある。同委員会を含め、議論の中身を充実させる準備や進め方についてを今後の重要課題として認識されたい。