【読書の秋④】2023年発行の軽井沢に関連した書籍を紹介
「読書の秋」の由来は、夏目漱石が小説『三四郎』で引用した、中国の文人の詩「灯火親しむべし(涼しく夜の長い秋は、灯火の下で読書するのに適している)」なのだそう。2023年に発行された軽井沢に関連した書籍の中から10冊を、5回に分けて紹介します。
日暮れのあと(文藝春秋)/小池真理子
急死した還暦前の男性と、遺体を発見した28才の家政婦。その死の原因や2人の関係を描いた「夜の庭」。若い青年が還暦過ぎの風俗嬢に抱く恋心を、70代の絵本作家に吐露する表題作など、短編7作を収録。1,815円
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藤田嗣治 安東コレクションより 猫の本(世界文化社)/軽井沢安東美術館・編
藤田嗣治作品のみを展示する、軽井沢安東美術館の新収蔵品も含めた全ての猫作品を掲載。肉球やひげ、毛並みの一本一本を繊細に描きだした猫の、愛くるしい表情にメロメロに。女優・エッセイストの室井滋さんらのコラムも。2,860円