【お店の履歴書】親子で切磋琢磨しながら 作り上げてきたサロン

ラ・シャンブル・ド・タカネ

わがいみちとも鍼灸院

 東京でもまだエステが多くない2003年。ラ・シャンブル・ド・タカネのオーナー和貝たかねさんは東京から軽井沢へ移住し、ホテルの一角で「バハギアスパ」という名前でアジアンエステをスタートした。数年後に南軽井沢でエステサロンを開設。現在は鍼灸師でもある息子の倫朋さんと共に運営している。

 その原点は27年前。主婦だったたかねさんは倫朋さんの中学受験が終わり「自分は家にいるタイプではない」と自覚。そこから美容学校やエステ・アロマの学校へ通い資格を取得し、自宅でサロンを開いた。

 頑張る母の姿を見ていた倫朋さんも、練習相手やサロンの電話応対をしたりと応援。「やってみたら面白かった」と、自身もタイ古式マッサージ、鍼灸師と資格を取り、親子で来軽客の美と健康を支えている。

 コロナ禍では仕事が0の日も多かったが「長く通ってくれるお客様に支えられている」と、現在は安定してきたと話す二人。一緒に長く働いていると「長い言葉を同時にハモる事がある」と笑う。

 2013年には東京銀座にもサロンを開き、軽井沢の常連客が両方のサロンを行き来することも多いという。「リゾート鍼灸®️」の商標も取得し、軽井沢では心身ともに整えられるウェルネスリゾートとしての過ごし方を提案している。「軽井沢というリゾート地で、体のことを考える機会を作れたら」と、これからも親子二人三脚で歩んでいく。

軽井沢町発地1398-56 TEL0267-48-0838

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「『ありがとう』と言って帰ってもらえることが嬉しい」と話す、和貝たかねさんと、倫朋さん。

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様々なメニューがあるサロンだが「お任せ」の施術も多く、外国人にも「オマカセ」が通じるという。

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