棚ごとに店主がいる シェア型書店オープン

2408_shop_morinohony02.JPG

 軽井沢本通りの東雲交差点近くにシェア型書店「森の本屋 軽井沢」が7月29日、オープンした。全60区画(1区画縦33×横33×奥行40)の一つひとつに棚主がいて、自宅にあった本などに値段をつけ販売している。中には子どもが読まなくなった絵本や特定の作家の小説、野鳥に関する本だけを置いている棚も。棚主には小説家の今野敏さん、作詞家の吉元由美さんもいて、自身の書籍をそれぞれ販売している。

  「何か本に関わることをしたい」と思っていた、オーナーで店番を務める佐久間ひろみさん。シェア型書店開業のニュースを見て「これを軽井沢でも」と思い立った。「新刊書店には売っていない本も多い。棚ごとバラバラな品ぞろえを楽しんでもらいたい」と話した。

 棚の約半分は契約済みで、棚主を募集中。自宅にある小説や漫画、雑誌、自著本などのほか、アナログレコードも販売可能。使用期間中は値段の変更や、本の入れ替えが自由にできる。「自分の本がバトンのように他の人に渡っていくのを楽しんでもらいたい」と佐久間さん。

 棚主は入会金3300円、使用料1カ月2970~3850円。古本は売上一点につき一律100円、定価本は売値の10%が販売手数料。

2408_shop_morinohonya.JPG

関連記事