【軽井沢新聞11月号】紅葉に異変?浅間山の初冠雪は? 平年に比べて最低気温が高い状態

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 例年10月下旬には見ごろを迎える紅葉が、今年は色づきが遅く、中には紅葉前に枯れて落葉している葉も見られる。紅葉の名所として多くの人が訪れる雲場池は、11月に入りやっと色づき始め、3連休にようやく見ごろとなった。地元の人からは「今年の紅葉はあまり良くない」「こんなに遅いのは初めて」との声が挙がっている。

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 気象記録を見ると、7月から10月までの4カ月間は最低気温が平年より2〜3度高く、10月に入っても最低気温が平年ほど下がらない状態が続いていた。紅葉は最低気温が8度に下がると色づき始め、5度に下がると急速に進むと言われている。平年なら10月10日頃に8度を下回り、そのまま気温が徐々に下がり続け、20日頃には5度を下回る。しかし今年は、10月9日の最低気温は6度だったが、15日から最低気温が10度を超える暖かい日が続き、5度を下回ったのはわずか3日間だけだった。最低気温が下がらないことが、紅葉の異変に影響している可能性が高い。

 浅間山の初冠雪は平年だと10月31日だが、今年は11月6日の時点で確認されていない。

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