「広報かるいざわ」の録音などに利用 中軽井沢図書館に防音室を新設
軽井沢図書館朗読ボランティア「オオルリ」が8月3日、中軽井沢図書館に新設された防音室(約5㎡)で、視覚障がい者などに向けた「広報かるいざわ」の音訳CDの録音を行った。4人のメンバーが、1日発行の「広報かるいざわ8月号」を吹き込んだ。
防音室は7月初旬、車椅子やカート置き場だった2階出入り口近くに町が設置。室内外に音がもれない造りでエアコンもつけた。活字を読むのが難しい人にボランティアなどが対面朗読する場にも活用する。障がい者とその家族、介護者などにも開放するという。
オオルリは2013年、中軽井沢図書館の開館にあわせて発足し現在メンバーは15人。14年4月から毎月「広報かるいざわ」の録音CDを作成。固有名詞の読み方の確認、録音、編集に毎回5日間ほどかかるという。これまでは木もれ陽の里などで録音していたが、外部の雑音が入るなど支障があった。22年に「録音図書」の提供体制整備などを求める請願書を提出。12月会議で主旨採択になった。
中軽井沢図書館ではオオルリ作成の音訳CDや音声図書の専用再生機の貸し出しなど、読書バリアフリーに向けた取り組みを行っている。