行政サービス向上、職員の働き方改善へ 町が「DX推進宣言」

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 軽井沢町は6月20日、デジタル技術を活用した行政サービス向上などを目指す「DX推進」を宣言した。宣言に関する議案が議会6月会議で可決され、同日会見を開いた。 従来の対面型のコミュニケーションと融合させた、誰一人取り残さないデジタル化を目指すとともに、職員の働き方改善、意識の向上をはかる。町長は「より住みやすい町、住みたくなる町の基盤としたい」と話した。

 町は4月から情報推進課を新設し、小池秀一副町長を最高デジタル責任者(CDO)、ソフトバンクの光谷毅彦さんをCDO補佐官に指名。光谷さんのアドバイスを受け、ペーパーレス化に既に着手していて、理事者、課長級職員、議員にタブレット端末を貸与。デジタルデータで庁内会議の資料共有を進めている。町長は「その場で画面を見ながらデータに修正を加えたり、会議と同時進行できる」とし、今のところ大きな支障はないという。

 来年以降、テレワークの実証実験を進め、職員が公民館などに出向いて補助金申請、窓口相談などができるような実証実験も進めるという。

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