【軽井沢新聞6月号】6月3日の降ひょうにより レタスなどの葉物野菜に被害

 佐久地域の一部で6月3日16時前後に降ったひょうにより、軽井沢町内では茂沢、借宿、追分、油井などの畑で葉物野菜に被害が出た。県の調査では、佐久市、御代田町、軽井沢町で確認されている被害額の速報値(4日時点)は、1000万円に上るという。

 出荷直前のレタスが被害を受けた油井地区の農家の男性は5日、「ひょうで開いた穴のところから変色が進む」と外葉を数枚剥がして出荷。「被害は大きい。等級を下げて捨て値になっても、利益がゼロになるよりはいい」と話した。

 発地市庭では5日、ひょう被害にあったレタスを通常の8~9割、サニーレタスは5~6割の価格で販売。町の広報で知ったという追分の女性は「少しでも助けになりたい気持ち。(被害を受けたかどうか)言われなければ見た目ではわからない」とレタスなどを買い求めていた。

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降ひょうによって外葉の中央部分に亀裂が入った、収穫前のレタス。(6月5日11時、油井地区)

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