【軽井沢新聞12・1月号】大谷選手のワンちゃんで一躍話題に 希少犬の数少ないブリーダー

 メジャーリーガーの大谷翔平選手と一緒にテレビに映ったことで話題となった犬、コーイケルホンディエ。軽井沢でペットサロン「Wanz Karuizawa」を経営する小川友恵さんは、同犬種の数少ないブリーダーとしてテレビや新聞に引っ張りだこになった。

 コーイケルホンディエはオランダの猟犬。第二次世界大戦で多数が犠牲となり、終戦時は世界中でわずか25頭しか残っていなかった。30年前に日本に5頭が入ってきて、内4頭を小川さんが譲り受けて繁殖してきた。これまで約100頭をブリーディング。現在、日本では2000頭以下、昨年度の国内登録155頭、軽井沢には3、4頭のみの希少犬種だ。

 「コーイケルホンディエは活発で頭が良すぎるので、警戒心が強く、扱いにくい犬種。大谷選手の犬はちゃんと躾けられて、コントロール出来ている」と小川さん。テレビの影響で問い合わせも増えたが、制限して繁殖しているためブームにはならないという。「コーイケルホンディエは初心者には飼育難度が高く、犬種特性を理解していない方にはお譲りしません。この犬種に限らず、どんな犬でも、迎え入れる前に勉強をすることが大切」。

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