都市デザイン室、新庁舎整備推進係を廃止し 新たにまちづくり推進室
軽井沢町議会は3月23日の会議で、「都市デザイン室」と「新庁舎整備推進係」の規定を削除する町提出の条例改正案を全会一致で可決した。4月1日から総合政策課に「まちづくり推進室」を新設し、町長の特命事項である「新庁舎等整備計画の見直し・自然環境の保全と再生・情報公開の推進」を進める。特命事項を主に担当する2人目の副町長に小池秀一氏(3月まで県観光誘客課国際観光推進室長)を新任する人事案にも同意した。
町の景観アドバイザーには引き続き、建築家の團紀彦氏を起用。関連費を盛った2023年度の一般会計補正予算案を可決。團氏は、新庁舎の基本設計策定などの委託先を選ぶ公開プロポーザル(21年9月)の審査委員長も務めた。議員から團氏に期待する役割を問われ、町長は「プロポーザルの選定で終わるというような中途半端な位置づけではなく、新庁舎の見直しを進める組織で中心的役割を担って頂く」と話した。
建築家の團紀彦氏。