中高生対象にワークショップ 10年後の軽井沢、まちづくりアイデアは
2023年度から10年間のまちづくりの方向性を示す「第6次長期振興計画」策定に向け、軽井沢町は11月13日、町内の中高生のまちづくりに対する考え、要望を聞くワークショップを開いた。軽井沢中学、軽井沢高校、風越学園、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンから計14人の生徒が参加。3グループに分かれ、軽井沢の魅力や弱み、理想とする10年後の姿、弱みを解決するアイデアを出し合い最後に発表した。
軽井沢の魅力は「ネームバリューがある」「お金を使わなくても自然の中を散策するだけで楽しい」、一方弱みは「交通の便が悪い」「地域交流が少ない」「外国人への配慮が足りない」などの意見があった。理想とする町を目指すアイデアについては、渋滞回避や移動をスムーズにする「電気自転車の普及」、遊びやスポーツによる世代を超えた地域交流、自然を利用したテーマパークづくりなどを提案した。
町は「第6次長期振興計画」の策定に向け、2020年からアンケートやワークショップで町づくりの意見を収集。町民や専門家で構成する審議会とともに、協議を進めている。21年度中に計画案をまとめ、22年4月をめどに公開し、パブリック・コメント(意見公募)を行う予定だ。
発表を前に意見を模造紙にまとめる中高生。