新型コロナの先を見据え、社会やまちづくり考える
まちづくりの調査研究などを行う一般社団法人国際文化都市整備機構は8月14日、友愛山荘で講演会を開いた。コロナ禍を経た先の社会などについて、機構の理事らが講演した。
元西武百貨店社長で機構理事長の水野誠一さんは、20世紀に人類が慢心し自然の脅威を忘れてしまったつけが、現代の異常気象や新型コロナなどに繋がっているとし「これまでの常識のリセットが必要」と強調。「人類は自然を支配する世界から、すべてがイーブンで共存する世界を作らないといけない」と述べた。
建築家の團紀彦さんは、今の軽井沢は雨宮敬次郎が防風林のカラマツを植えるなど、人の手が加わって素晴らしい環境になったと紹介。「魅力を維持するために、今何をしないといけないのか考えていく必要がある」と話した。
(元首相でFIACS会長の鳩山由紀夫さんと水野誠一さんの対談もあった。)