500万円どう生かす?御代田の高校生が話し合い
衣料品通販大手ZOZOの創業者前澤友作さんから寄付を受けた500万円を、まちづくりにどう生かすか。御代田町の高校2年生6人が、町職員と一緒に話し合いを始めた。月一回のペースでワークショップを開き、今年中に使い道を決める予定だ。
同町には高校がなく、中学卒業後に地域との関わりが薄れてしまう人が多いことから、昨年1月の中学生模擬議会に参加した生徒を中心に、町が声をかけた。
8月22日の初回は「御代田町はどんなところか」生徒が思うイメージを出し合った。「森が多く空気がきれい」「龍神まつりなど楽しい行事がたくさん」「公園や運動施設が充実」など、肯定的なイメージが多くを占める中、「電車やバスの本数が少ない」「遊ぶのに佐久や上田まで行かないといけない」といった意見も。
他の生徒の話を聞く中で、良いところに住んでいることを改めて実感したという小諸高校の小林心美さん。「町をさらに良くしていく使い道を考えたい」と話した。
前澤さんは昨年11月19日、全国の自治体に向けふるさと納税の寄付先をツイッターで募集。御代田町を含む全国156の自治体に各500万円(総額7.8億円)をふるさと納税した。