人出はコロナ流行前の6〜7割

2105_news_kyukaru.jpeg 4都府県に緊急事態宣言が出ている状況で迎えた大型連休。軽井沢の人出の様子を調べ、町の声を集めた。

 JR東日本によると4月28日〜5月5日の、北陸新幹線高崎・軽井沢間の利用客は17・6万人余で前年比903%、前々年比29%。しなの鉄道軽井沢駅構内の食品販売店スタッフは「どうなるか心配していたが、5月3〜4日を中心に人の往来も多く、(東京に出た)過去2回の宣言のときのような影響はなかった」。

 軽井沢駅で客を待っていたタクシー運転手によると、5月1〜4日は利用者が多かったが、乗り場に列ができるほどではなかったという。「主要な通りでは渋滞する時間帯もあったが、仕事はしやすい連休だった」と振り返った。

 旧軽井沢ロータリーにほど近い駐車場は5月1〜5日の11時半〜14時は連日、満車だったという。特に3、4日は、満車の時間帯が長かったが、「収容台数の多い駐車場は余裕があったようです。(例年のように)空くのを待つクルマの列はできなかった」と係員。

 旧軽井沢の靴販売店スタッフによると、新型コロナ流行前の大型連休に比べ、人出は6〜7割。「若い人の比率が高い印象。うちは中高年がターゲットなので、売り上げはさらに下回るでしょうね」

 新型コロナ流行以前のように、ふらっと店に入ってくる人の割合が減ったと話す土産店の店主も。「遠慮の気持ちがあるのかもしれない。見えない距離を感じますね」と話した。

(写真:5月2日11時半頃の旧軽井沢銀座。50人ほどの行列ができている飲食店もあった。)

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