真楽寺で2体の龍が舞い踊る 50回目の龍神まつり

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 50回の節目となった「信州・御代田龍神まつり」が7月27日、御代田町の真楽寺などで行われた。同町などに伝わる「甲賀三郎伝説」をモチーフに、生き別れた「三郎」「舞姫」夫妻が龍に生まれ変わり、再会を果たす場面を真楽寺の大沼池の上で表現。男性50人の担ぎ手による全長45mの龍「甲賀三郎」と、女性30人の「舞姫」が、太鼓や笛、銅鑼のリズムに合わせ、境内で舞い踊った。スマホを向けていた小諸市の70代女性は「初めて見たけど、迫力があってびっくり」。

 ことしは50回目の開催にちなみ、50歳と辰年の人に龍を担いでもらう体験会も開いた。龍の舞保存会会長の新井英仁さんは「50年前にまつりを立ち上げた人たちが、時代は変わったけど頑張っているな、楽しんでるなと思ってもらえるまつりにしたかった」。

 同まつりを始めた初期の商工会青年部メンバーも、裏方としてまつりをサポートしている。その1人伊東喜代彦さんは、始めた当初は朝から龍を担いで学校や老人施設などを巡ったと振り返り「コロナ禍で中止が続いたときは心配だったが、100回を目指してまだまだ続くでしょう」と話した。

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