万平ホテル、約1年8カ月ぶりに営業を再開
ことし創業から130年を迎えた万平ホテルが8月16日、約1年8カ月に及ぶ大規模改修工事を終え、一部客室棟やダイニングなどで営業を再開しました。
以前は階段だった入口はバリアフリー化でスロープに。ドア、看板は新築された1936年当時のものです。
登録有形文化財「アルプス館」は、骨組みと土台を残して解体。耐震工事を施し、以前のデザインをほぼそのままに再構築しています。
万平ホテルの象徴ともいえる、亀が泳ぐステンドグラスや、
創業当初からある「万平楼」の額縁もそのまま。
エレベーターも新設されました。
ショップの位置はカフェテラスの隣りに移動。
ホテル伝統のステンドグラスを描いた缶に11種類のクッキーが入ったプレミアムクッキー缶やレトロなレターセットなどお土産類も一新されています。
カフェテラスは屋外スペースを広げて73席から102席に。
伝統のアップルパイやロイヤルミルクティーなどの人気メニューも健在です。
メインダイニングルームのステンドグラスや格天井も、以前のイメージのまま。
サンルーム席は窓枠を広げ、
床がタイル張りになり、雰囲気が変わりました。
9月23日までのソフトオープン期間中、客室はほぼ満室。24日からしばらくは一時休館し、その他の客室を含めたグランドオープン(全86室)は今年秋口の予定です。