松坂大輔さんや澤穂希さん、トップアスリートらと軽井沢の子どもが交流「軽井沢スポーツ祭」
軽井沢の子どもたちにスポーツや文化芸術に親しんでもらおうと、NPO法人SC軽井沢クラブ運営の「軽井沢こどもみらい基金」が7月21日、風越公園で「軽井沢スポーツ祭」を開きました。
メジャーリーグでもプレーした元プロ野球選手の松坂大輔さん、サッカー・元なでしこジャパンの澤穂希さんら、日本のスポーツ界を牽引したアスリートや現役選手ら20人以上が軽井沢に集結。町内の小中学生約300人と交流しました。
野球の今成亮太さんの先導により全員で準備体操。そのあと子どもたちは野球、サッカー、ゴルフ、レスリング、カーリング、将棋、アート、写真と8つの教室に分かれ、アスリートらから指導を受けました。
野球教室で、糸井嘉男さんがトスバッティングを披露。力強いスイングで軟式ボールがネットに突き刺さると、子どもからは驚きの歓声が上がりました。
サッカーは初心者と経験者に分かれて活動。経験者組のミニゲームで、坪井慶介さんは「ボールを持ってないときに、周りをよく見ることが大事」とアドバイス。
写真教室の子どもたちが、宮里優作さんや中西直人さんらのドライバーショットの瞬間を収めようと、カメラを構えます。
レスリング教室では、ともに五輪金メダリストの登坂絵莉さん、土性沙羅さんが一人ずつタックルを受け、激しい当たりに登坂さんは「ナイスタックル。すばらしい」。
カーリングに参加した20人の子どものうち半数以上は初体験。身体で滑ったり転ぶ練習で氷に慣れたら、最後にはミニゲームもしました。
将棋教室では、渡辺明さんと戸辺誠さんが15人の小中学生を相手に多面指し。渡辺さんが「まいったな」と考え込む場面も。
「人間の体」をテーマに、大勢で作品を制作したアート教室。指先や手のひら、足の裏など体全体を使って色づけ。最後にはアスリートが筆入れしました。
各教室終了後は、全員参加で4つのチームに分かれて玉入れ。大きな手型のついた棒でアスリートが妨害しました。
最後は子どもたちとハイタッチして選手たちは会場をあとにしました。
野球教室に参加した軽井沢中学野球部の生徒は「テレビで見ていた選手に会えて光栄でした。基本動作の一つひとつがスムーズで、学ぶことは多かった」。将棋教室に参加した小学6年の児童は「夢のような時間。お二人ともコマの使い方がうまく、攻めが鋭かった」と話していました。子どもたちにとっては、スペシャルな忘れられない1日となったことでしょう。