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軽井沢食紀行

2021.1.13 | カテゴリ ライフ

西洋人が伝えた洋風の味と素朴な信濃の味が交錯する軽井沢。浅間山麓の陽光と高原の爽やかな空気が育む野菜や果実も魅力。都会にはないフレッシュな味を探しに出かけよう。


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さて、どこにどんなものがあるのかな?
軽井沢と言っても新・旧・中・西・南・北の軽井沢があり、範囲は広い。
地域によって、おいしさ、いろいろ。
人との出会いから、新しい味にも巡り合う。



まずは、歴史編

避暑地として夏を過ごすようになったのは欧米の宣教師や外交官たち。明治中期に軽井沢を訪れ、別荘の敷地にキャベツなどの西洋野菜を栽培した。西洋人が多くなると、パン屋、肉屋が増えていった。
浅間ブドウやスグリ、桑の実、ルバーブを使ってジャムを作り、販売する店もでき、パン食やティータイムの食文化が根付いていった。


明治・大正時代の日本の食事といえば、ご飯に味噌汁、焼魚、野菜の煮物や漬物というのが一般的。軽井沢のホテルで味わえるフランス料理フルコースは別世界の贅沢な食事だった。

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宣教師ノーマン一家とウォーラー一家の軽井沢でのガーデンパーティー。庭のテーブルにはパンや肉料理などが並んだ。当時の日本では考えられない食事風景。(大正初期)


軽井沢ならではの食材は

外国人が伝えたキャベツやレタス。寒さや霧が農作物の本来の味を引き出し、軽井沢の高原野菜は「霧下育ち」と言われ、高級品として出荷されている。軽井沢では発地市庭に行けば、朝摘み野菜を買うことができる。
軽井沢は信州の入口だから、やっぱり「味わいたいのは信州そば」という人も多い。軽井沢産「霧下育ち」のそば粉は極上品と言われている。地元でもなかなか味わえないので、新そばの季節に軽井沢へ来た人はぜひ味わってみよう。

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蕎麦は痩せた土地でも育てやすいことから、冷涼な軽井沢では昔から蕎麦を作る農家が多かった。



もう一つ、おすすめの軽井沢ならではの食材は「高原の花豆」だ。まるでそら豆のように大きい豆を初めて見た人は、みんなびっくり。これがまた、食べておいしいのにびっくり。
軽井沢ではお赤飯に小豆の代わりに入れる。このおいしい花豆お赤飯は今や軽井沢名物になっている。


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軽井沢の花豆は和菓子や洋菓子など、いろいろとアレンジされている。


そして、現代

洋食文化がいち早く定着した軽井沢では、現代でも食文化のレベルが高く、おいしい味処がたくさんある。どこへ行ったらいいか迷ったときは、軽井沢の高原誌『軽井沢ヴィネット』や『KARUIZAWA WEB』で探そう。
地元編集者が選んだ老舗や有名店が紹介されている。





軽井沢町内では、美術館、コンビニ、スーパーで販売中。

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