美食の聖地・軽井沢
2016年11月21日 15:28
軽井沢を美食のメッカとして全国に発信しようと発足した、
「美食リゾート軽井沢プロジェクト」の
第一弾イベント「ファーム・トゥー・テーブル」に参加しました。
会場は、町内での移転が決まった「ワイン&欧風料理メリメロ」。
8人のシェフによる、この日、この場所だけで提供された、
特別な料理を少しだけ紹介します。
マリアージュは赤白のワインだけでなく、料理によっては日本酒を合わせるものも。
ノンアルコールも料理ごとに、変わるこだわりよう。
一皿ずつシェフ、醸造家、生産者が料理やお酒の説明をしてくれました。
こちらは、「レストラントエダ」の戸枝忠孝シェフによるアミューズ。
鮮やかな薔薇色は、松澤農園(小諸市)の紅玉りんごのジュースと
軽井沢サラダふぁーむのビーツが合わさった天然の色。
中にはフォアグラのムースが包まれています。
煮詰めた信州産のバルサミコをオリーブオイルで繋いだ、
黒いソースにからめていただきます。
「エブリコ」のきのこの達人、内堀篤シェフによる一皿。
傘の開かないだるま椎茸など、北軽井沢のやまこきのこ園の3種のきのこや、
燻製信州サーモンの角切りをソテーにし、生サーモンで包み、
さらに紫色の白菜で巻いています。
スープ、ソースにもキノコが使われ、まさにきのこづくし。
「無彩庵池田」の池田昌章シェフによる、4歳の雌仔猪を使った肉料理。
食感の違うロースともも肉をカブの葉で包み、
となりには、モモ肉やバラ肉、耳を混ぜたソーセージ。
緑のピューレはカブの葉と猪の脂で作っています。
最後、8人のシェフが一つずつ手がけた8種のミニャルディーズが、
白樺のプレートに乗って登場しました。
食べる側としては、何とも贅沢なひとときでしたが、
シェフやスタッフの方々は、準備に大変だったことでしょう。
プロジェクトのディレクターを務めるのはスペイン料理研究家の渡辺万里さん。
無事イベントを終え肩の荷が下りたのか、清々しい表情を浮かべていたのが印象的でした。
この冬は、軽井沢の食を東京でPRするため、
シェフや生産者が出張し、東京のシェフとコラボする企画が進行中。
来春には、軽井沢の食をフードコートのように味わえる、
大規模なマルシェも予定されています。
プロジェクトは始動したばかり。これからがますます楽しみです。
(J記者)