みつはしちかこさんを取材
2015年7月22日 18:30
漫画家のみつはしちかこさんがデビューから半世紀にわたり連載を続け、昨秋完結した4コマ漫画『小さな恋のものがたり』の原画展が、7月26日まで軽井沢タリアセンの「睡鳩荘」で行われています。展示に合わせ、同園を訪れていたみつはしさんにインタビューすることができました。
J記者「連載を続けたこの50年間、振り返っていかがですか」
みつはしさん「春夏秋冬、季節がぐるぐる回る感じで、チッチとサリーの愛のものがたりも、花が繰り返し咲くように続いてきたように思います」
J記者「アイデアに困ることはありましたか」
みつはしさん「時々ありましたけどね。机の前にスケッチブックを置いて描き出すと、チッチの方から紙の中で動いてくれるんです」
J記者「今年の日本漫画家協会賞と手塚治虫文化賞特別賞のW受賞、おめでとうございます。手塚先生とは面識があったとか」
みつはしさん「デビューする前、虫プロ(手塚治虫さんが立ち上げたアニメーション会社)でアルバイトしていたとき、手塚先生に『小さな恋のものがたり』を見てもらったことがあるんです。忙しい方なのに丁寧に見てくれて『面白い』と言ってくださり、勇気をもらいました」
J記者「それがデビューのきっかけですか」
みつはしさん「『どこか出版社を紹介しようか』と言われましたが、手塚先生の紹介だと、どの出版社も断れないと思ったので、『自分で売り込みにいきます』と答えて出版社に作品を持参しました」
インタビュー内容は軽井沢新聞でも掲載予定です。展示は今週末まで。まだの方はお早めに。
(J記者)