貴重な取材
2012年7月 9日 10:49
M記者「マリン、取材に行くよ~」
マリン「アタシ、今日はやめとく。縺 って~」
M記者「そうよね、お留守番していてね」
と、M記者は国有林の奥へ奥へと進んでいきました。
今日は、ピッキオで捕獲したクマにGPSを取り付けるところを取材します。
どうやって、クマを捕獲したのでしょう?
上にぶら下がっている(ペットボトル)のはクマの大好きなハチミツ。
どうやら、それを狙ってきたクマが捕らえられたようです。
これが、クマに取り付けるGPSです。ピッキオでは今までたくさんのクマに
発信機を付けてきましたが、このGPS縺 と、さらにもっと広範囲に活動の
記録をとることができるそうです。
GPSを付けるのは今回3・?目。オスのほうがメスより行動の範囲が広いので、
オスで付けることになっています。縺 から、捕らえたクマがメス縺 ったら
私たちも記事にできなくなります。
どうか、オスでありますように!
捕まえたクマはドラ繝 缶の中。麻酔銃を打って逵 らせ、ピッキオ隊員が、
引っ張り出してみると・・・!この子はオスでした。
体重は約50kg。推定年齢4歳。ま縺 、若い小柄なツキノワグマ
(軽井沢にいるクマはツキノワグマ縺 け)です。
年齢は歯を抜いて調べます。DNAを鑑定するために採血したり、
毛を抜いたりします。
「こうやっている間に目覚めることはないんですか?」と不安そうに、一緒に
取材に行った他社の記者さんが言いました。やっぱり、心配ですよね。
今までに、軽井沢ではないけど、目が覚めてしまった例もあるそうで、そう
ならないよう、刺激をなるべく与えないように慎重に行っているそうです。
いよいよGPSを取りつけます。若いクマなので、これからどんどん行動する
でしょうから、記録が期待できますよ。
現在、軽井沢のクマ24・?に発信機が付いています。ピッキオの力で、なんと、
軽井沢のごみ荒らしするクマはゼロになりました。
GPSの取りつけ終了。クマは、さらに森の奥深くに逵 ったまま放置されます。
目が覚めるのは、たぶん、夜中。「あれ、ボク、どうしたん縺 ろう?」と
思うことでしょう。
今回の取材で、ピッキオの具体的な仕事を見せていた縺 き、「すごいな~、
大変なお仕事縺 」と思いました。軽井沢の自然を、動物にとっても人間に
とっても良好な状態にしたい、という熱意がなければできないお仕事ですね。
これはピッキオの仕事のほんの一部でしかなく、夜中じゅう、クマの追い
払いをやったり、農作物の保護柵を付けたり・・・と、一般住民の見えない
部分での仕事が多いですね。こうした努力で軽井沢のゴミクマがゼロに
なったというのは、本当に・?が下がる思いです。
最後に、せっかくの機会なので、クマの手と足の裏を触らせてもらいました。
ちょっと、ゴワゴワした暖かい手でした。
貴重な取材となりました。
(M記者)