湖畔の午後
2009年6月18日 20:18
今年も野バラが美しい季節になりました。
・?辰雄の「美しい村」には「どこへ行っても野薔薇がま縺 小さな硬い白い蕾を付けています」と、
「序曲 六月十日」付で書かれています。
昨今は、6月10日には咲いていますから、やはり地球温暖化のためでしょう、
野バラの咲くのも早くなっているんですね。
軽井沢にいらっしゃる方は、緑の中を歩いて見つけてみて。
結構、あちこちにあって、バラのいい匂いがしますよ。
ここは塩沢湖タリアセン。
白樺林は意外と軽井沢には少ないので、白樺のある高原のイメージを求めている方は、
こちら塩沢湖畔へお出かけ下さい。湖の向こうに見える邏 敵な建物は、
サガンの翻訳で知られる朝吹登水子さんの別荘(睡鳩荘)を移築したもの。
中は古き良き軽井沢の別荘の雰囲気に満ちています。
ヴィネットが毎夏行っているヴィネットサロンは、今年は8月22日、
この建物と湖畔で開催の予定です。
詳しくは7月10日発行の軽井沢ヴィネット夏号をご覧く縺 さい。
塩沢湖畔でピーターラビットを発見!どうしてこんなところにいるの?と思ったら、
事務所で飼っているモップちゃんでした。
ま縺 生後3ヶ月くらいで、男の子か女の子かもわからないそう。
ここには以前、たくさんのウサギがいたのですが、外で飼っていたため、
キツネに全部食べられてしまったのです。モップちゃん、気をつけてね。
道路の向い側にある軽井沢高原文庫へ来ました。
この建物は入口右にある作家・野上弥生子の書斎兼茶室です。
北軽井沢から運んで移築したものですが、なかなか風情があっていいですね。
軽井沢ナショナルトラストの勉強会がここで行われた時に入りましたが、
思ったより中は広かった印象があります。
今日の一番の目的はここ。
裏庭にある・?辰雄山荘で行われている「蜉 藤周一追悼展」を見にきたのです。
追分の別荘で毎夏を過ごされていた蜉 藤さん。軽井沢での幅広い交流は
著書にも描かれていますが、時々、いろいろな方と談笑されているお姿を
お見かけしました。こんなことなら、もっと、早く取材するべき縺 った
と思いながら、見学しました。ご冥福をお祈りします。 (Y記者)