「犬や猫、捨てないで」軽井沢ペット福祉協会が呼びかけ
2014年08月16日 17:43
軽井沢ペット福祉協会は8月16日、軽井沢駅の自由通路で、道行く旅行者らにペットの遺棄防止を訴えた。同協会長で元ニュースキャスターの磯村尚徳さんや女優の司葉子さん、富司純子さんら、20人の会員が参加し10時から2時間弱、約500枚のチラシを配った。
軽井沢駅でのチラシ配布は2010年より始めて5回目。「犬猫を捨てないで下さい!責任ある飼い主になりましょう」と記したノボリを掲げ、「ペットを大切に」などと呼び掛けながらチラシを配布した。この日の午後は軽井沢町中央公民館で、東京の獣医師、飯塚脩さんによるペットの飼い方の講演会も開いた。
磯村さんは「一時期に比べ、軽井沢で遺棄される犬や猫は減っていると聞く。ただ、国際的な町を目指すなら根絶させないといけない」。自身もジャック・ラッセル・テリアの飼い主である司さんは、ペットを捨てる行為について「信じられないし、大変胸が痛む」と話した。
同協会は2008年、軽井沢にペットを捨てて行く人が後を絶たないことに心を痛めた町民、別荘住民らが中心となり発足。会員は現在約100人。ペットの遺棄や虐待防止の啓発、保健所の譲渡犬の里親探しなどを行っている。