国道18号の通行止めは解除 生鮮食材の流通も徐々に
2014年02月18日 13:34
2月14日から15日にかけて大雪が降った、軽井沢町内各地の現在の状況をまとめた。
上信越自動車道は18日6時現在、藤岡JCT~松井田妙義IC、佐久IC~坂城ICで上下線とも通行止めが続いている。尚、通行止めが解除された松井田妙義IC~佐久ICは片側1車線ずつ走行でき、速度規制は50km/h。碓氷軽井沢ICと佐久平PAスマートICは利用ができない。
国道18号碓氷バイパスは、14日22時半から上下線通行止めとなり、約400台の車両が立ち往生した。自衛隊員の除雪作業により、17日13時過ぎから徐々に車両が動き出し、18日4時半に78時間ぶりに全面通行が可能になった。事故処理のため18日午前中に通行不能だった国道146号は、13時半現在、処理が終わり一車線での通行が可能になった。
しなの鉄道の小諸〜軽井沢駅間は15日より運転を休止していたが、18日10時より通常運行を再開。町内の循環バスは19日まで3路線とも運休。20日以降も道路状況や天候により見合わせる場合がある。
町内のガソリンスタンドは、ガソリンや灯油の在庫が底をつき、営業していない店舗も。軽井沢千ヶ滝のエネオスは18日11時現在「レギュラーと灯油がもうじき終わりそう。入荷のめどはたっていない」。ガソリンは除雪車優先で、一般車両は10リットルに制限して給油している。
ツルヤ軽井沢店は、道路状況が改善されたことで、本日から流通を再開。順次生鮮食品が届き初めているが、商品によっては道路状況により遅れが出ているものも。大雪のため、県内に入ってきていない商品もあり、軽井沢店の担当者は「2、3日中には立て直したいと思っている」と話した。
町内のセブンイレブン各店は商品の入荷が途絶えて18日で4日目。弁当やおにぎり、パンのコーナーは空いた状態。長倉店のスタッフは「まだ流通のめどはたっていない。菓子類、カップ麺など、ある商品を販売して対応している」。
中軽井沢でパンを販売する「レイヨンヴェール」は、大雪だった15日から18日まで休まず営業。15日は終日ほとんど客が来なかったが、16、17日は話を聞きつけた常連以外の来客も多く完売状態に。大日向や鶴溜から歩いて来た人もいたという。19、20日は定休だが、材料が不足してきていることから「仕入れが間に合わなければ、関東方面へ買い出しに行くことも考えている」と店主は話した。