「軽井沢で見た」河童をモチーフに 作品100点を展示
2013年11月12日 11:03
東京都の芸術家・筒井はじめさんが、幼い頃に軽井沢で見た河童をモチーフにした作品を、軽井沢ニューアートミュージアムのギャラリーで展示している。
筒井さんは、幼い頃より両親に連れられ軽井沢の別荘を訪問。家の周囲で遊んでいるときに、身長10cmほどの河童を目撃し「来るたびに会うのが楽しみだった」。近づくと毎回パッといなくなり、中学生になった途端、見えなくなったという。
展示に合わせ400点を描き、そのうちの100点を展示。A4ほどの紙に、アクリル絵の具などで1作品に一体の河童を描いた。「笑顔」「正義」「感謝」など、タイトルとなる熟語を作品ごとにイメージして制作。河童は2頭身で、つぶらな青い瞳と黄色い口を持ち、頭に花の形をした皿が乗っている。コンクリートなどで装飾した白い額も自ら作製した。
「作品に込めたエネルギーを感じてほしい」と筒井さん。「軽井沢河童展」は2014年1月27日まで。1月29日から3月末までは、筒井さんの描いた違うモチーフの展示を予定している。入場無料。TEL0267-46-8691(軽井沢ニューアートミュージアム)
写真:作品の前に立つ筒井はじめさん。