来秋開校の全寮制インターナショナルスクール 竣工式と内覧会開催
2013年07月13日 16:35
2014年9月に開校する全寮制の高等学校「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」のキャンパスが完成し7月13日、関係者向けに内覧会と竣工式が開かれた。
キャンパスは千ヶ滝西区の別荘地「あさまテラス」の一角にあり、敷地面積は24319㎡。校舎と寮は木造2階建て、体育館は鉄骨平屋で、合計の建築面積は1920㎡。校舎1階は、教員室と生徒らが飲食するカフェテリア、キッチンを設置。カフェテリアに接するテラスは階段式で、野外授業、コンサートなどができる作り。2階は約80㎡の教室が4つあり、それぞれ真ん中で仕切って使うこともできる。建築費も含め総予算は15億円で、そのうち8億円に寄付金が当てられている。
学校は1学年50人で、そのうち約7割はアジアを中心とした海外からの留学生を見込んでいる。国語以外の授業は全て英語で指導し、リーダーシップを育むプログラムやデザイン教育にも力を入れる。また、日本を含む世界各国の大学の受験資格を得られる「国際バカロレア」を取得するための授業も展開。生徒募集は2013年11月より始め、14年1~2月に入学試験を実施する予定だ。
竣工式には、阿部守一長野県知事や藤巻進軽井沢町長、同学校の支援者、町内の関係者ら約200人が出席。来賓の代表者らがあいさつし、テープカットを行った。阿部知事はあいさつで「社会のグローバル化に合わせ、多様な能力を引き出す教育が必要な時代。人材育成の大きな拠点として、国際社会で活躍する人材をどんどん輩出してほしい」と激励した。
ISAK代表理事の小林りんさんは「竣工式を迎え、感無量というよりは、緊張感でいっぱい。1年後はこの場に生徒を迎える、という責任をひしひし感じている。真価が問われるのは10、20年後。長い道のりだが、気を抜くことなくチーム一丸となって頑張りたい」と話した。