中軽井沢商店街にイロハモミジを植樹
2013年07月11日 11:28
長野県アダプトシステム認定団体のしいある倶楽部によって7月10日、7月初めに撤去されたカナダ産メープルの木の代わりに5本のイロハモミジが中軽井沢商店街に植樹された。カナダメープルの木は,、2007年頃からNPO法人「森のまちつくり隊」が国道沿いや湯川公園に植樹。樹液を採取し「軽井沢産のメープル入りシロップ」として販売する計画だった。しかしカナダ産のメープルの木は40mまで成長することもある巨木で軽井沢の景観にはそぐわず、また外来種で遠くまで種子が飛んで繁殖し、軽井沢の植物の生態系に影響を及ぼす恐れがあるため、「森のまちつくり隊」と「しいある倶楽部」の話し合いの結果、撤去が決定(「森のまちつくり隊」は2012年11月に解散)。
メープルの代わりに植樹したイロハモミジは長野県の在来種で、15mほどの高さまで成長する。軽井沢の街路樹の管理を県から委託されているしいある倶楽部が全て費用を負担し、合計10本のイロハモミジを国道沿いに植える予定だ。しいある倶楽部代表の鈴木さんは、「イロハモミジによって軽井沢らしい、涼しい日陰ができる。国道に美しい緑のトンネルを作りたい」と話した。